受講上の注意

シラバス

シラバスは講義内容の概略を示すものであり、何回目にどの内容を講義するかを明確に約束するものではありません。講義は生き物であり、多少の変更が生じる場合があることを了解してください。

受講のしかた

シラバスに関連事項の記載あれば、そちらをご参照ください。

実際の受講は、以下のようになります。

Step.1: Google Classroom(以下GCと略)から各回の講義ページにアクセスし、受講してください。他に資料が用意されていればご活用ください。

Step.2: GCからGoogle Form(以下GFと略)などでフィードバックをお願いします。出席確認と平常評価を兼ねています。

講義本体は動画を埋め込んだ独自サイト(レジュメへのリンク含む)ですが、簡単なお知らせを含む講義の進行管理や、GFを含むパッケージとしてGCを使用します。講義開始や最終課題など重要事項に関しては、ポータル等を通じてもご連絡します。

受講に際しては、各回の重要事項と講義の構造を理解しつつ、最終的に良い答案が書けるようにメモを作成する心づもりで臨むと良いのではないかと思います。(なるべく)毎回、講義開始時と終了時に講義のポイントを提示しますので、そのポイントを充分に肉付けして自力で文章として説明できるようになる「取材活動」として、講義を利用してください。明解に文章化できるようにまとめることが重要です。箇条書きで項目だけ並べられるようになるだけでは不十分です。箇条書きしかできないことと文章化できることの分水嶺は、因果関係の理解等を通じた論理構成および論理構造の有無にあります。

出席(受講)管理および評価

オンデマンド開講ではありますが、受講負担の平準化ならびに文部科学省的な指針による学習を学習時間で計る基準の存在、ならびに随時的なフィードバックのタイミングの問題などから、講義および課題配信から課題提出などのリアクションの期限を基本的に週単位とし、これをもって出席管理とします。具体的には、講義準備の関係上、週末や休日を除いて3-5日程度の期間になると思われます。この平素の課題提出は講義全体を通じて少なくとも5回以上実施し、その評価によって評点を決定します。5回以上としておりますのは、これに1回も提出がなければ5回欠席したことになりますから、大学設置基準で定められている2/3以上の出席という単位付与要件を満たさないことが確定する判断基準になるためです。ただし、後述の通り、最終回課題による単位取得水準到達が確認されれば、何事もなかったかのように単位取得は可能です。念の為に付け加えますが、2回分配信した週のリアクションがなければ、2回欠席のカウントになります。 なお、事後救済は一切ありません。

GCのシステムをまだ把握しきれていないのですが、課題を提出したのに未提出であるかのような表示が残ることがあるようです。この問題に関して、個別にお問い合わせいただいて返答しておりますと過剰に作業時間を消費しますので、申し訳ありませんが、個別の問い合わせは差し控えてください。回答はいたしかねます。ただし、課題提出時には提出者宛に控えを送信するようにしてあります。翌週にはいただいたすべてのコメントを掲載しつつ、コメントバックをしますので、自分の回答が登録されているか確認できます。なお、コメントバックの対象になるのは、設定した期限までに提出されたもののみです。GCでGFを使った場合の課題提出管理の不整合の問題は、(たぶん)解消しました。

お書きいただいたコメントには、極力フィードバックします。オンデマンド講義でまわりの学生の様子が見えないと思いますので、匿名化した上でコメントとフィードバックを共有します。オンデマンド講義では必ずしも毎年講義内容を録音録画し直す必要性はありませんので、その分のケアをフィードバックに注ぎたいと考えています。ご理解いただくとともに、存分にご活用ください。受講生は質問・コメントし放題です。

期限後に提出されたものについては、基本的に評価対象としません。期限とはそういうものですので、あしからずご了解ください。ただし、期限後も提出窓口は開けておきます。期限後の提出であっても、最終評価を決定する際に非常に微妙な判断を要する場合、参考として参照することはあります。ただ、基本的には当初評価には組み入れませんので、期限を守ったほうがいいと思います。なお、近親のご不幸や感染症などで期限内まるまる受講できなかったという場合には、なるべく客観的に説明できる材料を添えて、お申し出ください。当該評価について、母数から除外します。なお、ケガや入院などといったご事情の場合もあるかとは存じますが、申し訳ありませんが単純欠席になります。それにもかかわらず感染症がいわゆる公認欠席的扱いとして別枠になるのは、感染症の場合には、大学側として当該学生の方に出席を控えていただきたいとお願いするものであるためです。インフルエンザも該当します。オンデマンド講義であれば物理出席の必要はありませんので、本来は配慮不要ですが、過渡期ゆえ、対面講義と対応を揃えます。

評価は、基本的に講義内での評価の蓄積(以下、通常評価とします)で行います。ただし、最終回の最終評価単独でも単位取得可とします。通常評価と最終評価のいずれか高い方を採用するということです。ですので、通常評価が0点でも、最終評価で60点以上獲得すれば単位取得となります。その代わりというわけではありませんが、最終評価はあくまでも通常評価(の特別なもの)であり、定期試験ではありませんので、再試験などはありません。最終評価の一発勝負を狙うことは可能ですが、最終評価の期間に突然寝込んだりした場合には目も当てられませんので、通常評価での蓄積を確保しておくことをおすすめします。

特に4年生にはご注意いただきたいのですが、「卒業がかかっている」「就職が決まっている」など、講義内容とは無関係の、評価担当者の業務に影響を及ぼそうとするととりうる発言やコメントなどをされた場合、問答無用で評価対象外とします。4年生でなくとも、「進級がかかっている」は同じことです。そのようなことを言われるとなんとかしなければならないと感じ、実際にそうしてしまいそうなので、抑止的に問答無用での措置を明言させていただきます。ご理解とご協力をお願いします。

受講に際しての健康上の注意

健康配慮を紹介しておきます。当面どころか就職後も、みなさんにはオンラインが中心ないし非常に大きなウェイトを占めざるを得ない世界が続く可能性があります。付き合い方を考えていきましょう。20-20-20ですね。加えて、時間と場所を区切ってメリハリをつけるとか、規則正しい生活を送るなどは、意外に馬鹿にできないので、騙されたと思ってお試しください。

試験についての質問

試験が学生さんの重大関心事であることは充分に理解しています。が、試験の内容及び様式について個別に質問いただいてもお答えいたしかねます。特定の学生さんに有利となる情報を提供することは好ましく思われないためです。従って、試験に関する質問は、Classroom等、全体の前でしかお受けしません。その他の質問に関しても、基本的にメールではなくGCで公開にて返答しますので、ご了承ください。

なお、この機会に課題作成に関する一般的注意を申し上げます。高校までの教育の傾向によるものなのかどうか詳しくは存じ上げませんが、まとまった課題を作成していただくと、最後に個人的な抱負を宣言されたり、感想を付け足したりされる方を時折見かけます。みなさんに作成、提出していただく大学での学術的な課題は、与えられた課題で問われていることの理解度や達成度を担当者が確認するための材料ですので、みなさんがそれについて何を考えようが関係ありません。評価と関係のないことを書かれても読まなければ良いのかもしれませんが、課題として提出されているのですから読みます。読んでも評価と関係ないなら構わないだろうと思われるかもしれませんが、そういった提出課題は往々にしてそのような「感想」が結論になってしまっていて、本来あるべき結論やまとめがないものが多く見受けられます。そもそも、課題で求めていないことを書かれているわけですからき、少なくとも担当者の印象を悪くしますし、「他事記載」として減点対象になりえます。どうしてもそのような感想を書かなければ気がすまない場合は、「自由な感想をお書きください」というコメントの機会を設定している場合もありますので、そのような機会を逃さずにお書きください。少なくとも課題に書くのは百害あって一利なしです。

担当者について

担当者の業績がわかるサイトを紹介しておきます。