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15年度履修指導の参考のために

a. 履修科目の選択の方法

超必修系: まず、時間割表を作成し、機械的に登録を求められる科目を埋めましょう。ここはどうにもなりません。そのようなどうにもならない科目としては、基礎演習/文章表現(火曜日1/2限等)、コンピュータリテラシー演習(月曜もしくは木曜?)があります。また、1年次春季から必ず履修しなければならない科目として、外国語があります。語学にはいくつかの履修のパターンがありますので、確認の上で時間割を埋めていきましょう。その他、クラス指定などで履修時間枠を指定されている科目があれば、最優先で履修登録をして下さい。

必修系: 次に、その他の必修科目の履修登録をしましょう。これらは最終的には卒業までに単位取得すればよいのですが、今後の学習の基礎になる科目であり、学年が進むに従って履修できる科目が増えていきますから、そうなったときに履修枠・時間割の両面で自由な履修ができるように、可能な限り早期に履修したほうが良いでしょう。両学科共通の必修科目として、現代の政治、現代の経済、現代の法学があります。また、各学科や各コースごとに必修として指定されている科目がありますので、これらについても可能な範囲でできるだけ早期に履修登録しましょう。

両学部共通総合科目: その次に、これらの科目で埋まっていない時間に、履修登録できる単位数の範囲内で、科目を履修していくことになります。その際、最優先されるべきは教養科目です。教養科目は合計18単位を取得することとされており(語学・情報を除く)、これを3年次進級前に一定のペースで取得しようとすると1セメあたり4.5単位を履修していけばいいことになります。

学部専門学科基本科目: 上で述べた科目群の次に優先されるべきは、学部専門科目のうち学科基本科目です。総合学科の場合には所属コースの開設科目を30単位以上履修することとされていますので、注意しましょう。これを満たさないと卒業できません。

以上のような「標準的」パターンを崩すことはもちろん可能です。しかし、その場合は2年次修了までに達成すべきことを念頭において、自己管理の上でパターンを崩して履修するようにしてください。

b.大学教育の経済学

あくまでもひとつの視点ですが、おカネの観点からみなさんの学生生活を考えてみましょう。みなさんの学費は、大雑把に言って4年間で400万です。4年間で取得すべき単位は124単位ですので、これを大雑把に120単位として計算すると、1単位当たり3万になります。講義科目は1科目2単位なので、この場合、講義1科目あたり6万になります。講義/演習は半期およそ15回で構成されますので、1回あたりの費用は2千円もしくは4千円になります。このように考えると、主な娯楽の1時間あたりの費用と比較できるようになります。例)映画は2時間で2千円、ボウリングは3時間で2千円など。講義をサボりたいと考えるときもあるかもしれませんが、そのようなときにはこの数千円を捨てていいのか、と考えるといいのではないでしょうか。

ただし、大学を卒業することは単なる娯楽ではありません。みなさんの将来の就職のための投資でもあります。大雑把に言って、高卒の生涯賃金は2-2.5億、大卒は2.5-3.5億と考えられるようですので、大学を卒業することによる上乗せは0.5-1億ということになります。400万で0.5-1億のリターンを生む投資であると考えてください。あるいは、「1億のビジネスをしている」と考えてもいいでしょう。また、この0.5-1億という数字を例によって120単位で割ってみると、40-80万になります。講義1回あたりでは、5万(演習ならその半分)になります。講義1回は4千円で5万円を生むビジネス、ざっくり言って投資が10倍になるビジネスだと思えばいいのではないでしょうか。

これらの数字には部活や学友会活動等の課外活動のコストは入っていません。この部分を充実すればするほど、プラスαでオトクになるとも言えますね(さらに就職も有利になるかも)。

以上のような計算をしたところで、就職できなければ何にもなりません。本学の就職率はおおよそ6-7割です。成績が良ければ就職できるというものでもありませんが、成績がもっとも確かな手がかりのひとつであることは間違いありません。そう考えると、上記の「シミュレーション」を現実のものとするために、つまり就職を確実なものとするために、まずは成績で上位6-7割、余裕を見て上位50%に入ってみるという目標を立ててみるのはいかがでしょうか。これは、GPAで言えば2以上を確保するといいかもしれません。





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